栗蒸し羊羹発祥の地、成田

成田は栗蒸し羊羹発祥の地!

米屋栗蒸し羊羹

うなぎがあまりにも有名になってしまった為に知らない方も多いかと思いますが、成田は栗蒸し羊羹発祥の地でもあります。成田表参道では、米屋さん(写真右のパッケージ)、米分さん(写真左のパッケージ)など羊羹屋さんがそれぞれ特徴的な栗蒸し羊羹を販売しています。当店でも時期になると渋皮栗蒸し羊羹をコース料理の最後におだししています。豆から焚き上げ、風味豊かな小豆の弾力と季節を感じさせる渋皮煮の取り合わせが格別です。

栗蒸し羊羹にギュッと詰まった栄養素

栗と小豆には是非摂っていただきたい栄養素が沢山含まれています。夏が終わり、寒くなってきたこの時期だからこそ、召し上がっていただきたい。

栗は、ビタミン群・特にビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が高いのが特徴です。コラーゲンの生成に深く関係していると言われるビタミンCは、皮膚再生の手助けを行います。例えば、夏の日焼け・シミそばかすからの回復といった効能が期待できます。

また、ビタミンCは不足すると壊血病の原因となることでも知られている他、体内に長く留めておくことができない成分の為、毎日の食事で適量を摂取することができます。カリウムは人間の体に含まれるミネラルの中で、最も量が多いことで知られています。人間の細胞の浸透圧に関係しており、過剰になったナトリウムを排出してむくみの軽減や血圧の改善、頭痛の改善などに働きかけていると考えられています。

栗蒸し羊羹

食物繊維はそのままでは人間の体内で消化することのできない成分です。
そのため便のカサを増し、体内の老廃物を排出しやすくする効果が有名です。食物繊維には水溶性と不溶性があり、栗の食物繊維は主に不溶性でカサ増し効果が期待できます。
また、不溶性食物繊維は、水分を含んだ調理方法でも食物繊維が減らないという利点もあります。

小豆には栗同様に沢山の栄養価が含まれています。食物繊維はごぼうの3倍、他にもビタミンB1・ビタミンB2・ポリフェノール(赤ワインの1.5倍)・サポニン・亜鉛・カリウム(アボカドの2倍)・鉄分・カルシウム・アントシアニンと沢山の栄養素がバランスよく含まれています。

意外かもしれませんが、小豆はたんぱく質が豊富と言われる大豆の2/3もの量のたんぱく質を含んでいます。その他にも豊富な食物繊維や強力なポリフェノールなど、栄養面でも魅力がいっぱいな食材です。小豆の皮に含まれるサポニンには利尿効果があります。

同じくカリウムにも体内の余分な水分・塩分を排出する働きがあります。
小豆はむくみを解消するとともに、汗と一緒に流れやすいカリウムの補充もできるのです。こんなにも沢山の効能が栗蒸し羊羹1つに詰められています。

この時期だからこそ美味しく味わえる渋皮煮栗蒸し羊羹を是非、1度召し上がりに来ていただければ幸いです。

 

成田で和食なら花むらへ

栗

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