お食い初め(百日祝い)ってどんな儀式?
赤ちゃんはかわいい笑顔が出てきて成長を感じ始める生後100日頃。温かい笑顔あふれるひと時で、ご家族皆様の思い出を作りたいですね。
皆さまご存知のとおり「一生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて食事をする真似をさせる内祝いの一つです。その歴史は古く、平安時代から連綿と続いてきました。
百日(ももか)祝いの由来は、生後100日頃に(個人差はありますが)乳歯の生え始めに合わせて始められたとされます。生後6か月くらいからは離乳食を始めるご家庭が多いですが、その前の赤ちゃん自身の準備(歯と心身の成長)を喜ぶ儀式と言えます。
ご親族がそろって喜ぶことで、ご先祖様に感謝の気持ちを伝える場でもあります。
いつ?どなたと?準備の進め方
・ご会食日の決定
お誕生日からカウントされる中で、楽しみにされる方も多いかと思います。厳密に「百日」にする必要はありません。ご都合の良い日取りをご家族で相談してみましょう。
・衣装の手配、お席のご予約、カメラマンの手配
食事だけの儀式なので大がかりな準備は要りませんが、晴れ着や袴ロンパースなどをご用意される方はお早めご準備を。また、花むらでは普段から赤ちゃんの写真を撮られている女性カメラマンをご紹介できます。ぐずる事も多く撮影の難しい時期の赤ちゃんを美しく撮って頂けます。
ご両親やご祖父母が集まれるせっかくの機会ですので誰かがカメラマンとして欠けることなく、赤ちゃんを囲んでの集合写真を残したい方はお気軽にご相談くださいませ。もちろんスタッフも喜んで撮影に応じますので、お声かけください。
お食い初めにあるとよい物
・お食事/儀式に使うもの
スタイ(よだれかけ)、除菌シート
・撮影に使うもの
カラフルなおもちゃ、または鈴などは、カメラ目線が欲しい時にカメラの近くで動かすとスムーズです。また退屈した時に遊ばせても良いですね。
・寝かせるためのご用意
・バスタオルやおくるみ
・ミルクなど授乳準備
・オムツセット、念のためのお着がえセット
申し訳ありませんが、おむつ替えはお車でお願いしています。
花むらでのお食い初めサービス
・お膳の内容
江戸時代からの伝統にならって、赤飯、汁椀、坪椀、平椀、歯固め石、尾頭付き鯛と焼き蛤 になります。見栄えはもちろん、お出汁の香り高く、赤ちゃんが五感を目いっぱい使って楽しい儀式ができるよう丁寧にお作りしております。
また、基本的には男の子用が赤い器、女の子用が黒い器という風習がありますが、それぞれのご要望に沿った2色からお選びいただけるようご用意しております。
手で触り、口へと持っていく好奇心いっぱいの赤ちゃんが、漆器に触れる機会もまた大切にしてあげたいですね。
・ゆっくりしていただけるよう、寝かせる場所もご用意
座敷席の場合、座布団の上にバスタオルを敷いた寝かせ場所をご用意可能です。
赤ちゃんが眠い時には寝かせて、ご家族でのお食事をお楽しみください。また、赤ちゃんのお気に入りのおくるみで寝かしつければより良く眠ってくれるかもしれませんので、もしよろしければご用意ください。
儀式の進め方 お膳の意味や食べ順について
・御祝い膳、献立のそれぞれの意味
赤飯は邪気祓いや魔除け、お吸い物は吸う力が強くなるようにとの願いが込められています。
鯛は赤い色がめでたく、蛤は2枚の貝がピタリ合わさる事から「良縁に恵まれますように」という意味です。なお、歯固めの石は赤ちゃんに丈夫な歯が生えることを願うためのもので、お宮参りの際に神社でもらってくるのが良いとされますが、ご用意もしております。
赤ちゃんに食べる真似をさせるのは「養い親」と呼ばれる、祖父母や親戚の中で一番の長寿の方に頼みます。当日の出席者の中で一番長寿の方の「ご長寿をあやかる」という願いが込められた風習です。
・食べる順
ご飯 → 吸い物 → ご飯 → 焼き魚 → ご飯 → 吸い物
の順に祝い箸で食べ物を口元へ持って行きます。(地方やご家庭によって順が違う事があります。)
この順番を3回繰り返したら、最後に歯固めの儀式 として、箸先を歯固めの石につけ、その箸を赤ちゃんの歯茎にやさしく触れさせるだけでOKです。
・お食い初めはそれぞれの工夫を
人にあれこれされるとぐずってしまうのが赤ちゃん。そのためご機嫌に合わせての進行で良いかと思います。本来お食い初めに明確な決まりはなく、簡略化や流れの変更があっても問題はないので、ご家庭のやり方と赤ちゃんの様子を優先しましょう。
お食い初めの目的
生後百日の赤ちゃんがいるご家庭は‥‥ひとことで言ってしまえば「大変な時期」かと思います。個人差はあっても、毎日の授乳に夜泣きにと、ご両親は息つく暇もない中で、「お食い初め」は花むらでのお食事をご家族そろって楽しんではいかがでしょうか? ご自身のご飯をゆっくり食べられないママもこの時ばかりは少しおめかしをして、くつろいでお楽しみいただけますよう、さまざまな工夫をしてお待ちしております。色々決まり事も書きましたが、お子様と両親、祖父母が集まれる事ができた。その幸せがすべてでしょうか。